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2of39 歯根破折が起きたら抜歯するしかない?!体験談をお話しします

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インビザライン矯正2枚目の感想です。

大変だったのも最初の3~4日、だいぶ慣れてきました。
着脱もだいぶスムーズに、食事は抜歯したところが痛いので噛みづらさもありますが、なんとかなっています。

アライナーを外すとき、けっこう力を入れるので折れてしまったらと心配になるのですが、歯科衛生士さんによると今まで折った人はいないということです。丈夫な素材で出来ているんですね。

ただ、抜歯したせいなのか歯並びが変わってきているせいなのか、口の中のいろんなところを何度も噛んでしまうので、口内炎の手前のようなものが出来てしまっています。
それが地味にストレスです。
かみ合わせとともにだんだん治っていくといいのですが。


小学生のころ、お世話になっていた歯科医院で歯列矯正の先生に診てもらったほうがいいかもしれない
とのことで相談したことがありましたが、矯正するほどではないとの診断で、
それからは歯列矯正のことなんて考えたこともありませんでした。

それがなぜ、40歳を過ぎた私が突然矯正を始めることになったかというと、
突然「歯根破折(しこんはせつ)」が起きたのです!

目次

突然起きた歯根破折

歯根破折とは

歯根破折とは歯の根の部分が折れたりひびが入ったりした状態のことをいいます。
それが口の中の細菌の通り道になり、歯がグラグラ揺れはじめいずれ抜け落ちたり、蓄膿症の原因にもなるそうです。
歯茎の中に隠れている部分で発生するため、外見からは分かりにくく、発見が遅れることが多いようです。
私もまさか歯が折れているなんて、想像もしませんでした。

歯根破折の原因

歯根破折にはいろいろと原因があるみたいです。

神経を抜いた歯

神経をとってから長い期間が経過している歯や、残存している歯の厚みが薄い歯、細菌に感染している脆弱な歯など、歯根の強度が低下している

外傷や衝撃

転倒して折れてしまったり、歯ぎしりやくいしばりで過度な力がかかっている

不良な修復物

適合の悪い詰め物や被せ物が歯に余計な力をかける原因となって、歯が割れやすくなる

虫歯や歯周病の進行

虫歯が進行して歯が脆くなり、割れやすくなる
大きな虫歯がある場合、その部分から亀裂が入ることがある
歯周病によって歯茎が下がると、歯根が露出しダメージを受けやすくなる

神経を抜いた歯

神経を抜いた歯は、栄養や水分の供給が途絶えるため、脆くなりやすい
この状態の歯は、日常的な噛む力や外部からの衝撃に耐えきれず、破折するリスクが高くなる

歯根破折が起きるとどんな症状が出るのか

噛んだ時の痛み

食べ物を噛んだ時にズキッとした痛みを感じることがある

歯茎の腫れや膿

歯根破折が進行すると、歯茎が腫れたり、膿が出てくることがあります

歯がぐらぐら揺れる

歯のぐらつきを感じることがある

歯茎からの出血

歯茎からの出血歯茎が赤く腫れ、触ると出血することがある

せんべい食べただけで歯が折れる!?

それは突然起きました。
おやつに、せんべいを食べていたときです。
突然ガリッ!としたんです。

歯が折れた!?
そんな訳ない、せんべい食べてただけで歯が折れるはずない。
しかも堅焼きじゃないし、思いっきり噛んだわけじゃないし。

ただ、もともと歯が強いほうではなく(歯が強い家系ってある気がしませんか?)、
若いころ芋けんぴを食べて前歯が少し欠けたこともあったので、不安はありました。
でも根元がグラついちゃっただけかも、あまり使わないようにして固定されるか様子を見てみようと
軽い考えでいました。

もともとずっとしみて痛かった

歯根破折が起きたのは、右上の前から4番目の歯です。
もう何年も前からずっと痛いししみるし、スプーンが当たるだけで激痛がしていました。
検診のたびにしみない薬を塗ってもらったりたまにレントゲンでチェックしてもらっていましたが、一向に改善されませんでした。

いま考えれば、すでに根元が弱っていたか、ヒビでも入っていたのかもしれません。
もともと痛かったのでい痛みが強くなったかな、ぐらいにしか思いませんでした。

就寝時にマウスピースを着けていた

先生によるとしみたり痛みがあるのは、かみ合わせが悪く一か所に集中的に負荷がかかっていることも
原因のひとつだということです。
歯並びが良ければ全体的に均一に負荷がかかるのでそこまで歯や歯茎に負担はかからないそうですが、私の場合は奥歯に集中的に負荷がかかり、寝ているときのくいしばりが強すぎるのが問題だと。

確かに、朝起きるとあごが痛いんですよね。
奥歯をギューッと強く嚙んでいた感覚もあります。

ストレスや癖、歯並びが主な原因だそうですが、日中パソコンなどに集中しているときにも無意識にくいしばってしまっているようです。
体重の2倍から5倍の力が歯にかかっているとも言われているので、先生からの指示で夜寝るときは
マウスピース(ナイトガード)を着けていました。

それでくいしばりから歯を守れると思っていたのですが。

診察で衝撃の診断


この日から、その歯で噛むと痛みが出るようになり、反対側でしかものを噛めない状態になってしまいました。
そして恐る恐る揺らしてみると、結構なぐらつきが起きていました。

タイミングよく、数日後に検診の予約を入れていたので先生に診てもらいました。
症状を話し、レントゲンを撮ることに。

そして画像をみた先生がひとこと。


「あー折れてますね。抜くしかないです。」

その衝撃の画像がこちらです。

歯根破折の画像

見えづらいのですが、どこが折れているか分かりますか?

折れているのがはっきり見えますね。
悲しい…。

歯根破折の解決策

抜歯してインプラントかブリッジか、入れ歯

先生からの提案は、とにかく折れてしまった歯は抜くしかない。
そこにインプラントを入れるか隣の歯を使ってブリッジにするか、入れ歯ですね、と。
はっきり言われてしまいました。

なんとか治療で詰め物したりくっ付けられたりしないんですか?
と聞きましたが、縦に割れてるかヒビだったらまだ治療できたかもしれないけど
根元が横に折れてるのはもうどうしようも出来ない、とのことでした。

とにかく抜歯

細菌感染を起こす可能性もあるので、とにかく早めに抜いたほうがいいとのことでした。
最悪インプラントも出来ない状態になってしまうこともあるそう。

インプラントとは

最近よく聞くようになってきましたよね。
高速道路を走っていると大きい看板を見かけることもあります。


インプラントとは人工歯根という意味で、骨の中にチタン製の小さなネジのような形状のものを埋め込み、
その上に人工歯を固定する治療法のことです。
治療というより手術に近いイメージでしょうか。

天然の歯と同じように噛むことができるメリットがあるそうですが、
なんといってもとても高額なイメージ。
母がインプラントを2本入れたのですが、
とにかく通院回数が多くて大変だったことと、
費用がものすごかった、と聞いていました。

画像を見ながら私も先生に、
「約40万です。」
と言われてしまいました。
先生、サラッと言わないで…。

ブリッジとは

先生からは最悪ブリッジでもいいですよ、とご提案をいただきました。
ただ、
「ブリッジだけはやっちゃダメ」
って、どこかで聞いたことがあって。

ブリッジとは、抜歯した両隣の歯を土台にして、人工の歯を被せる治療法のことで、
両側の健康な歯をかなり削るらしいんですよね。
しかも削った歯に以前よりも強い力がかかるそうで、しかも寿命が7~8年だそう。

メリットとして、通院回数が少なくて済むのと、費用もそんなに掛からず、
治療自体はそんなに大変ではなさそうです。
でも私の率直な感想として、抜歯したその両側の歯合計3本だめにしてしまう気がしました。

入れ歯

言うまでもありませんが、取り外しができるあれです。
失った歯の代わりに人工の歯を作り、失った歯の代わりにするものですね。

さすがに入れ歯は避けたいところです。

インプラントにするしかないのか

結局その日はインプラントにするしかないかもね、と先生と話し合い終わりました。
でも、諦めきれない私。
なんとか折れてしまった歯を治療できないものかと考え始めました。

歯根破折専門の歯科医院を検索する日々

それから毎日、

「歯根破折 抜歯しない」
「歯根破折 保存治療」
「歯根破折 専門医」
「歯根破折専門外来」

など、たくさん検索しました。

歯根破折の専門歯科、けっこうヒットしまして、
何軒か問い合わせしました。

そのままの状態で破折部を治療する、とか
いったん抜いて治療してから口の中に戻す、とか
治療法がないこともないみたいですが、やはりかかりつけの先生がおっしゃっていたように
どの歯科医院の方にも言われてしまったことは
縦に、そして根元よりも手前で折れている場合は治療できる可能性がある、との回答でした。

あんなに真横に折れてしまっているので、厳しいかもです。

セカンドオピニオン

歯根破折の治療は諦めかけていましたが、やはりもう1人くらいほかの先生の話も聞いてみてから決めたいと思い、
隣町の評判の良い歯科医院にも行ってみました。

こちらの先生も同じ回答でした。
でも、
「なぜ折れてしまったのか、根本的な原因の改善を考えたほうがいいかもしれないです。」
と、最後に気になる発言が。

この日は歯根破折の治療を諦める決心がつき、抜歯してインプラントをするしかないという結論に終わりました。

思い付いた「歯列矯正」

インプラントにするとして、今度は心配なのが
「その後」
です。

今回折れた歯はインプラントで治してもらっても、
かみ合わせが悪く、くいしばりが強いのでこれから2本目、3本目…と
どんどん折れて抜けてしまうのでは、と心配になりました。

そのたびにインプラント治療していくことになるのかと思うと、とても憂鬱で。

インプラントにするしかないと思いながらネットで情報集めをしているとき、
かみ合わせが悪くて歯が折れたんだから、歯並びがもっと良かったら折れなかったのかな。
子供のころ矯正しておけばよかったのかも。
などとぼんやり考えていました。

そう言えばセカンドオピニオンの先生も、根本的な原因の改善を考えたほうがいいとおっしゃっていたし…。

いろいろ調べているとき
矯正するとき前歯の3番目か4番目を抜くって聞いたことある!
折れたのがちょうど前から4本目!
私も矯正できるかも、そしたらインプラントしなくて済むかも!
と、思い付いたんです。

矯正するとき抜歯するなら4番目が多い

矯正するとき、必須ではないですが抜歯をする場合もあるようですね。
子供の場合、あごが小さかったりとか歯が大きかったりして
スペースを確保するために抜くとか、聞いたことあります。

4番目の歯は、かみ合わせに影響が出ないため
抜いても問題ないそうです。

矯正するつもりなんて全くなかったし、
もう40過ぎたオバサンだし今さら、とも思いましたが
最近は40代以降の方の矯正事例も増えているようですし。

「抜歯するなら4番目」
の4番目が抜けた訳だし、これはいいきっかけかも?

何よりもこれ以上歯根破折が起きる可能性が低くなるなら、と
歯列矯正を考え始めました。

歯科医院に連絡して予約

さっそくカウンセリングを受けようと思い、
歯科医院に電話。
その旨伝えると、驚かれましたが(多分年齢的に。)予約を入れてくださいました。

矯正できるのか、それともインプラントにするのか、
先生に相談して決めたいと思います。

歯根破折=必ず抜歯という訳ではない

私の場合は根元に近いところで、しかも横に折れていたので抜歯となりましたが、根元から離れているところで縦にヒビが入っている場合など、抜歯をせずに済むこともあるようです。

歯を抜かずそのままの状態で内部に機械を入れて破折部を治療したり、いったん抜歯して破折部を治療してから口の中に戻したりといろいろ方法はあるようですが、複数の先生のお話を聞いてみてから治療なり抜歯をすることが大事だなと思いました。


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